学校を中心とした英語学習法2
1授業活用例2
ⅰ)授業中に単語帳、カードの下準備をする。
実際に授業を受けている時に、新しい単語や知らない単語に遭遇すると思います。 そんな時は、単語カードまたは授業ノートとは別のノート、ルーズリーフにその単語をサラッと書いておきましょう。
よくテスト直前に単語カードを作っている人を見ますが、これは本当に効率が悪いですし、テスト勉強をし始めてから単語帳を作っていては、遅いです。 そうして書き留めた単語の日本語訳を前ページで述べた隙間時間などに書いて単語カードを完成させましょう。 授業中に全て完成させないのが、またポイントです。
分からなかった単語を書き留める
授業は集中して聞いてほしいので、あまりそういった作業をしない方がいいですし、先生の中にはこういった事を学生が授業中にするのを嫌がる先生もいらっしゃいます。 ですから、まずは分からなかった単語をさらりと書き留めておきましょう。 また、少し時間をおいて単語の日本語訳を書くことで記憶を再度確認し、定着するきっかけになります。 単語帳を作りながら復習もできてしまうので、是非試してみてください。
でも、あくまで単語帳はそういった記憶を定着させるための道具です。 単語帳を作ること自体に必死にならないようにしてください。
ⅱ)シャドーイングをする。
授業中に先生自身が英文を読んだり、生徒があてられて英文を読んだりする時間があるかと思います。 これをただぼんやり聞いているだけだとすぐに眠くなってしまうのでしょうが、この時間を使ってシャドーイングをしてみましょう。
シャドーイングというのは、誰かが音読した文章を聞いたら、その後を追うようにして、音読をすることです。 勿論、授業中ですので声を出す事はできないと思うので、声は出さずに口の動きだけでもやってみましょう。 眠気防止にもなるので、是非やってみてください。
ⅲ)テストに出そうな所を予想し、書き留めておく。
テスト直前に教科書やノートを眺めて「何が出るのか。わからない!」と途方にくれたことはありませんか? でも、テストに出るような大事な個所は先生が授業中にしっかり解説してくれているはずです。 それをきちんとマーク、印をつけておきましょう。
ルーズリーフに書き留める
私自身は、ルーズリーフを余分に準備しておいてそこに書き留めておきました。 あくまで「no+ -er +thanの使い方」「助動詞の使い方」「○ページの●行目の構文」といったような走り書きで大丈夫です。 テスト前に何をしたらいいのか悩まないために、授業時間を使って、下準備をしておきましょう。
私が指導している生徒さんにはこの走り書きを書いてもらって、その週の指導時間に一緒に確認しています。 指導時間中に「質問はないかな。」と聞いてもなかなか思い出せなかったりするので、そういう時に一緒に重要だと思われるポイントがどのくらい理解できているか一緒に確認していました。
2後書き
いくつか具体例を書いてみましたが、あくまで例なので、学校の方針に沿いながら、自分の勉強しやすい仕方を探してみてください。 そして最重要項目は先生の説明をきちんと理解することです。 説明に集中できなかったり、追いつけなかったりした時は一度すべての作業を中断して、きちんと耳を傾けてください。
工夫次第ではどんな授業でも
上に書いたようなことを全てこなしながらきちんと授業を聞くとなかなか忙しいですし、眠くもなりません。 授業が終わるころには、きちんと授業に参加したという充実感、達成感が得られるでしょう。 ぼーっと受動的に授業を聞くのではなく、何をすべきかよく考えながら先生の話を聞くと、今までと同じ授業でも全く違うもののように思えます。 先生との相性や問題集、授業形態など自分に合わなかったりすることもあるとは思いますが、工夫次第ではどんな授業でも有効に活用できます。
学校を中心とした英語学習法2 まとめ