大学入試センター英語対策法2
1センター英語筆記試験対策1
次は、センター英語筆記試験の対策方法についてお話します。 二次試験に筆記の英語の試験がある人はできるだけここでは効率よく勉強して、二次試験の筆記の勉強に時間を当てるべきです。 また、しっかりした学力あれば、二次試験の筆記対策をきちんとしていれば、そんなにセンター英語に対して時間を割かなくても点数は取れますし、それが理想です。
しかし、センター試験でのみ英語を使う、または、センター英語の勉強法が分からないという人もいることでしょう。 そういった人は、自分がどの大問で点数を落とすかまたは苦手か、という事を一度自分で過去問やセンター試験模試を解いて把握したうえで、これから先に述べる大問ごとの対策を読んで、学習を進めてください。
ⅰ)大問1対策
大問1は200点中15点で、アクセントや発音に対する問題です。 配点は低めですが、そうは言っても、九割以上または満点を狙う人はきちんと対策を取ってできるだけ落とさないようにしたいです。
大問1は日ごろいかに音読を丁寧に行っているか、単語を覚えるときにきちんと音源CDなどで音を聞いているかがよく反映される設問です。 たまに見かけるのですが、「大学受験の英語の試験なんて、スピーキングないからとりあえずスペリングと意味さえ分かっていればいい」と言って、英単語をそのままローマ字読みで覚えたりしている人がいますが、そういう勉強の仕方をしている人はここでとても苦労します。 それにせっかく英語を勉強するなら実際に使える形で勉強した方がいいと思うので、できるだけ、ネイティブスピーカーが読み上げた英語音源を入手して、英語学習をしてみてください。
また音読する際もただ漠然とだらだら読むのではなく、どうしたらネイティブスピーカーの発音に近づけるか、どの音が強く読まれているかよくよく注意しながらやってみましょう。 それでも、点数が伸びない!という方や試験まで時間がないという人は、市販の問題集でアクセント、発音問題が載っているものを集中的に解いてみましょう。よく出てくる単語や問われやすいパターンなど把握すると、点数がぐんと伸びます。
大問1対策教材
私が受験直前・最終確認に用いた教材は、「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服(桐原書店)」です。 たくさんの語彙から問題が作られるのですが、発音・アクセント問題で出やすい単語・発音のパターンは存在します。 そういった出やすい単語・発音パターンを学習するには、非常によい教材だと思います。 一度、一気に解いてみると、だいたいのパターンがつかめてよいです。 でも、あくまで配点が低い事やこの教材にないパターンの出題もあるので、あまりここで完璧を狙って時間を割きすぎないようにしましょう。
できるだけ、日々の勉強で発音・アクセントを覚えて、受験直前期や時間があるときなどにこういった教材で確認するのが一番良いです。
私が生徒さんを指導する際には、よく一緒にどの個所にアクセントをつけたら自然か調べてみようといって、ものすごく大げさに頭から順にアクセントをつけてみて、一緒に読んでみてもらっています。 はたから見るとなんだかふざけているように見えますが、案外こうやって自分でどこにアクセントをつけると自然に聞こえるか(CD教材などに近い音に聞こえるのか)を試してみるのを繰り返してみると、アクセントをどこにつけたらいいか覚えられるようになります。
また、試験中にはここであまり悩みすぎないことも大切です。試験の後ろの方には、長文など時間のかかる設問が多くあります。ですので、ここで余分な時間を使わない事も大切です。