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山形大学医学部合格勉強法・入試解法 - 英語 -

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英語 傾向と対策

1.傾向

 山形大学医学部の入学試験は、昨年までは英語が課されていませんでした。 そのため例年の傾向などは分からないまま試験に臨みました。 ただ、初年度なので極端に難しい問題はでない、むしろやさしめの問題が出題されるのでは、と予測していました。 結果はその通りで、非常に解きやすく、周りの受験生も一様に平易であったという感想を漏らしていました。

 形式としては二つの英長文を読んで、それぞれ八問程度の小問が出題されます。 いずれの長文も単語数はそれほど多くなく、単語の意味もほぼすべてわかる比較的読みやすい文章でした。

 問題は記号選択、英文和訳、内容説明が中心でした。 試験時間は90分でしたが、十分余裕をもって終わらせることができました。 英語は200点満点であり問題数が少ないので、1問1問の配点が高く、記号問題でも十点以上あるかもしれないため慎重に解き進めなければなりません。

 学部や難易度が違いますが、山形大学の過去問に収録されていた英語の問題に形式上はほぼ同じでした。 この過去問の方が今年の医学部の問題よりも難しかったため、これを90分で解く練習をしておけば、医学部の英語は実際の入試という緊張を差し引いても時間がかなり余るような問題でした。

 ただし、今年度は英語を取り入れた初めての年なので様子見である可能性が高く、来年度以降は難化すると思われます。

2.対策

① 長文読解力

 英長文を読む際には、単語1つ1つの意味を確認しながらでは時間不足になり効率が悪いです。 主語、述語、文型などといった構文に視点をあてて読み進めていくと良いです。

 普段から教科書を繰り返し読んでおくのはもちろんのこと、1つの英長 文問題集を、毎日解くことにより勘をにぶらせないことが重要です。

 使用する教材としては基礎英語長文問題精講(旺文社)をお勧めします。
 この問題集は文法や構文の解説が詳しく、また山形大学の入試問題と形式が似ているため、基礎的な英語力を培うはもちろんのこと、実践演習としても使用することができます。

② 文法、イディオム

 山形大学の英語の配点の半分はこれであり、また和訳や内容説明問題で もこの力は深く関わってくるため、非常に重要な分野です。 使用する教材としては、大学入試英語頻出問題総演習(桐原書店)をお勧めします。

 この問題集を一冊完璧に演習すれば、文法、イディオム問題はほぼ満点をとることが可能です。 また、センター試験の対策としても非常に優れているため、一石二鳥です。 ただし、ややボリュームが大きいため、長期的なスパンで計画的に、かつ繰り返し学習することが効果的な使用方法となります。

③ 単語力

 単語の意味を捉えるのが全てではないですが、英長文を読むうえである 程度の単語力が無いとつっかえつっかえになってしまい、構文を考えるどころではなくなってしまいます。 そのため、英単語を地道に覚えることも必要になります。

 使用する教材としては、「速読英単語①必修編」(増進会出版社)をお勧めします。この単語集は英文を読みながら単語を覚える形になっているため、単純な暗記作業になりにくく、楽しく英単語を覚えられると思われます。 また英文を読むことによって、読解力も向上するため、非常に便利な単語集だと思います。

④ 和訳

 英文和訳問題は文の構造をおさえて、主語、述語をはっきりさせるのが 肝心です。 使用する教材としては、「新・基本英文700選」(駿台文庫)をお勧めします。 基本的な英文の構造をつかみながら暗記することにより、異なる英文に対しても応用が効くようになります。

⑤ 英作文

 英作文は出題されませんでしたが、今後出ないとは限らないので、使用 するのにお勧めの教材だけ挙げておきます。 「英作文のトレーニング[実戦編]」(Z会出版)の第一章は、1~2行の和文英訳の例題45問から構成されていて、それを1日1問やるだけで十分です。 1問につき解説を2ページさいてあるので、構文把握や英文和訳の力を養うことにも役立つ優れものです。

⑥ リスニング

 リスニングも出題されませんでしたが、英作文と同様にお勧めの教材を 挙げるならば、「大学入試パーフェクトリスニング実践編Volume2」(駿台文庫)です。 リスニングはとにかく勘を鈍らせないことが大切なので、1日1パート進めれば良いと思います。 センター試験対策にも最適な1冊です。

 これら六つの項目の対策と並行し、Z会の通信添削を受講することもお勧めします。 添削指導が月に2回あるので、時間を決めて実際の試験問題のように解いたり、じっくり時間をかけて答案を完成させたり、といった使い方ができます。また、和訳問題などを客観的に添削してもらうことも非常に大切です。

3.最後に

 実際の試験場においては、まずさらっと英文を読んで大意をおさえ、すべての小問に目を通し、それからじっくりと英文を読みながら1つ1つ小問をといていくのが良いです。

 また前述の通り、過去問集に掲載されている山形大学他学部の英語問題は形式が似ているため、時間を決めて解いておくとよいでしょう。

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