TOP > 大学・学部別入学試験合格勉強法・解法 > 東京医科歯科大学医学部合格勉強法・入試解法 面接

東京医科歯科大学 医学部合格勉強法・入試解法 - 面接 -

教科別MENU TOP 英語 数学 化学 生物 面接

面接 傾向と対策

 東京医科歯科大学の面接は、面接官3人が並んで受験生1人の前に座り、合計4人で同時に話すという形式で行われます。 面接官は基本的に教授・准教授から選ばれているようです。 面接にかかる時間は個人差はありますが、大体10分前後です。 質問にうまく答えられなくてつまってしまっても、「じゃあ、これはどうだったかな?」「難しく考えないでいいよ?」などと話を引き出してくれることが多いようですので、話しやすい雰囲気であると言えます。

 質問される内容ですが、医師になりたい理由や興味のある科・最近の医療問題など医学に関連したものから、併願校・試験の出来など受験関連の話、趣味・性格・高校生活(浪人生活)・世間話のようなものまで多岐にわたります。 しかし、あまり専門的な質問はされませんので構えすぎないで大丈夫です。

 面接が明確に得点化されていることはないらしいです。 あくまで「学科試験での得点は合格基準に達しているが、医学部に入学するにはどうしても不具合がありそうだ」という受験生を落とすために行っているようです。

 とは言っても、緊張で挙動不審になってしまったり何も話せなかったりしたというように、面接で何らかの問題点があった人はもう一度呼び出されて面接の再試験があります。 再試験になっても合格している人は何人もいますので、緊張しやすく本来の自分を出せない方にもしっかりと救済はあります。

 ですから、おそらくは、一般常識的に考えて問題のある発言を平然としてしまうなどといったことが面接不合格の基準なのではないでしょうか。

 対策としては、何より本番で変に取り繕わず自然に質問に答えて帰ってくるのが一番なのですが、一生を左右する受験においてはそれがなかなか難しいことですので、いくつか対処方法を挙げていきます。

 まずは、聞かれそうな事項に関してあらかじめ答えを作っておくということです。 これは医師になろうとした理由や今の医療問題についてなど、その場でいきなり答えるのが難しい質問で効果を発揮します。 こういった質問に対しては、ある程度正しいというか当たり障りのない答え方がいくつかありますので、それを覚えておいて自分なりに肉づけをしておく、というのも悪くはありません。 こういったことは本来望ましくないのでしょうが、受験という他人との戦いの場であることを考えると、綺麗ごとだけではやっていけないのも事実です。

 また、専門的なことは聞かれないと言いましたが、最近の医学関連で話題になったニュースの内容がどういったことで、何が問題となっているか、そして自分がどう思うか程度は軽く押さえておきましょう。 余裕と自信を持てます。

 次に、予備校などで模擬面接を経験しておくということです。 医歯薬系コースのある予備校では直前講習として面接の指導を行ってくれるところもありますので、そこで本番に似た緊張感を味わっておくのも大切です。 医学部の面接について詳しい方々が面接してくれるので、態度や発言が適切かを指摘してもらえるのは非常に大きいです。

 ただ、本科生でないと受講できないところもあるようですので、もしそれが難しければ家族の方や学校の先生に面接官をやって頂いて練習するのも一つの手段です。 それだけでも何もしないのとはまるっきり違いますので、お勧めです。 現に私はそのように練習しました。

 それから、普段から言葉の使い方を考えておくとよいかもしれません。 というのは、例えば医師になる理由として「お金がたくさんもらえるからです。」というのはやはり考えものですが「経済的な面から考えまして~」というのであれば印象は変わってきます。 あまり堅苦しくなりすぎても自然ではなくなってしまうので難しいところですが、最低限度の言い回しは普段からの注意によってしかなしえないと思います。 これができているかを自分で判断するのは困難ですので、やはり模擬面接なりして大人の方に見てもらうのが一番かと思います。

 今まで記述してきたことは前期試験の面接についてですが、後期試験では他大学の医学部からの入学は一切認めていないということです(前期は可、実際に例あり)。ですから、残念ながら他大学医学部在籍の方は後期には出願を控えた方がよさそうです。 出願時にも書かなくてはならず、面接でも必ず聞かれてしまうことですので、そこで嘘をついてしまうことになり、その後よくありません。

教科別MENU TOP 英語 数学 化学 生物 面接

Copyright(c) 名門進学会 All rights reserved.