宮城県 公立高校入試合格勉強法  - 社会 -

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社会 出題形式と対策・学習方法

1.出題形式

大問5問  
第一問  地理
第二問  歴史
第三問  公民
第四問  地理・歴史・公民の融合問題
第五問  地理・歴史・公民の融合問題
試験時間  50分

2.対策・勉強方法

地理・歴史・公民分野別に述べていきます。

① 地理

 第一問の地理は、日本のある地域をピックアップし、そこから産業や自然環境などを絡めて出題しています。 第四、五問の融合問題では世界の地域をピックアップして、時差や貿易、産業、気候についてなどが出題されています。

 出題形式は、記号問題及び名称を問う問題以外に、記述問題もそれなりにあります。 資料をもとにして答えるものが多く、予備知識を使うより資料の表やグラフを読み取る力が大切です。 初見の資料を見て答えを記述するには、ある程度演習が必要になります。 過去には資料をいくつか提示されて答えるものも出題されているので、それぞれの資料のキーワードを確実に読み取れなければいけません。

 ここ3年で見ると、地形図を見て縮尺から距離を求めるという問題が平成23,24年には出題されています。 計算式事体は決まりきったものですが、縮尺は桁が大きくセンチメートルからの単位変換も必要なので、計算ミスには十分気をつけるようにしましょう。 見直しも必須です。
 計算問題は、その他に時差の問題も出ています。 社会の計算問題は易しく、確実に点を取れるところです。 落とさないようにしましょう。

② 歴史

 第二問の歴史は、あるテーマが提示され、そこから様々な時代における政治や産業、文化などの問題が出題されています。

 歴史は、基本的に暗記です。 教科書の文章で協調されている人名や出来事などは、全て覚えるのが当たり前です。 しかし、記述問題に関してはそれだけでは不十分です。 例えば平成24年には、聖武天皇が国ごとに国分寺と国分尼寺が建てた目的を答える問題が出題されています。 暗記する際には常に、出来事を覚える際にはその背景にある目的や理由を、法律や制度を覚えるのならその中身を、理解するようにしてください。

 また、教科書では各時代別に学習していきますが、時代ごとに変化していく特定のテーマ(政治、経済、文化など)に関して、その流れを理解しておくとよいです。 例えば平成23,24年には、各時代における政治や宗教などの変化が表になって出題されています。

 その他に、歴史分野では、出来事を起きた順に並べる記号問題も毎年必ず出題されています。

③ 公民

 第三問は、政治経済分野からの出題がメインになっています。 ここ3年は、経済分野の割合が高いです。 第四、五問の融合問題では、テーマに関して歴史にからめながら問題が出題されています。 また、地球社会の分野も毎年取り上げられています。

 問題は、図やグラフの空欄部分の穴埋めや、名称を答える問題、記号問題、記述問題などです。 図やグラフは教科書に出ているものがよく試験にも出されているので、教科書の図やグラフはよく学習しておく必要があります。 記述問題は、資料を参考にして答えるもの以外に、与えられたテーマに関して考えや長所、短所を述べる問題も出題されています。

 公民の分野は用語も難しく、苦手な人も多いかもしれません。 教科書で強調されている用語は覚え、その用語についての説明もできるレベルにまでなるとかなり理解が深まります。

 また、日常的にテレビや新聞において時事問題に注目しておくとよいです。 新聞を読んだりニュースを見たりすることで、学習した知識を定着させることができます。 時事問題はここ三年は出題されていませんが、日頃から積極的に新聞やニュースを見ることで対応できます。

3.最後に

 社会は丸覚えだと思っている人もいるかもしれませんが、記述問題も多く理解、整理して覚えなければ意味がありません。 記述問題に関しては、問題集を解いたら解答と照らし合わせて、自分の解答に記述に必要なポイントがしっかり含まれているかを確認しましょう。 自分の考えを述べるような問題では、先生などに自分の記述を添削してもらうとよいです。

 社会は覚える量は多いですが、図表やグラフ、写真などにも注目していくと手助けになります。 自分の苦手な分野があるのなら、ノートなどにまとめて勉強の合間合間に確認して眺めるようにすると良いでしょう。 また、どうしても覚えられない言葉などは、一問一答形式にしてノートにまとめるのもよいです。 ただし、ノート作りは始めるとまとめたことで勉強したような気持になってしまいがちですが、それではだめです。 きちんと何度も見返すことを徹底しましょう。

 また、まとめ始めると広い範囲に手を付けたくなりますが、あくまでかなり苦手意識がある部分に限定してやりましょう。 ノートにまとめるのはそれなりに時間がかかるので、全部まとめるのはむしろ時間の無駄になってしまいます。

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